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FakeDiggerができるまで〜プロトタイプ編⑥〜

『このゲームのルールには欠陥がある』
とは言え、このゲームが面白くないかと言うと、そういう訳ではない。
失敗作という訳でもなく、これはこれで面白いし、ゲームとして成立していると思う。
実際にこのゲームを遊んでみて面白かったという意見は少なからず頂いている。
ただ、私の作りたかったゲーム性には程遠かった。
『運にあまり左右されない戦略性のあるゲーム』を目指していたつもりが、
蓋を開けてみるとプロトタイプではあるが、選択肢の少ない運ゲーと言わざるを得なかった。

ここで私は方向性を見失いかけていた。
一旦リリースしたはいいが、この先このゲームをどうしていけば良いのか。
対人機能を実装すれば良いのか、敵プレイヤーの思考ロジックを強化すべきなのか、
コストや期間はどうする、ゲームのルールはこれでいいのか、
そもそも私が作りたかった物は、果たしてスマホアプリなのだろうかと
自問自答を繰り返す日々が続いた。

その答えは割とすぐに見つかった。
私はオリジナルの『ボードゲーム』を作りたかっただけで、
いろんな人にプレイをしてもらう手段として、『スマホアプリ』を作った。
ただ、残念な事に『ボードゲーム』に興味のない人には、あまり響かないし、
楽しんでもらえる可能性も低い。
このアプリの需要はどこなのか、それは多分『ボードゲーム』が好きな人。

このスマホアプリをリリースしてからの感想で一番多かったのは、
『ゲームを作れてすごい』だった。
正直、この言葉は嬉しくない訳ではないが、どちらかと言うと屈辱だった。
あまり褒められている気がしないというか、社交辞令に聞こえるからだ。
私の性格が歪んでいると言ってしまえばそれまでだが、私の言われたい言葉は
『面白いゲームを作れてすごい』だという事に気づいた。

そこから本格的に『ボードゲーム』の世界に足を踏み入れた私だったが、
それまで全く知らない、想像もしていない世界がそこにあった。
そして色々と調査を続ける中で、次に私が目標する物を見つけてしまった。

次回、最終章『ゲムマ編』

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